HOME>スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
HOME>■日常の独り言

革命のライオン (小説フランス革命) (小説フランス革命 1)

以前、『ミシュレ』を読んだことはあったものの、
フランス革命のことは世界史で学んだ程度で、ほぼ無知で生きてきた。

昨今の日経新聞の広告欄で見かけたことや、年末に旅行に行くこともあって、
ついつい手にとってしまった。



年末に旅行に行くこともあり、ついフランスに興味を持ってしまい、読了。
1巻では、フランス革命の発端から、財務長官ネッケルの罷免について書かれていた。

やはり、当時の政治の流れの詳細については殆ど分かっていなかったんだろう。
というのが、正直なところ。

未知な自分には意外だと思わざるを得ない部分が多々あった。
 (もしかすると、多くの人にとっては常識なのかもしれないが)

あんなに多くの人(男女の別をなくして)を魅了したミラボーが醜かったこと
そして、
あの残虐なロベスピエールが、知性の面は措いておいて、気弱で体格的にも弱弱しい人間だったこと

この2点については、特に意外だった。
ミラボーが頭の切れる男だと言うことは予想がついたけれど、大男とはゆめ思わなかったし、
ロベスピエールが王に畏れをなす、とはいわんまでも、敬意を払う男だとは思わなかった。

それゆえ、彼らが発する言葉は、読み手の目を動かす躍動感を与える。

振りほどくような動きで、ロベスピエールは自分の腕を取り戻した。ここは従うより仕方がないと了解しながら、それでも口許では、ぶつぶつ続けざるをえなかった。「今にみていろ」


この瞬間に、若干の悪寒が走った。そんな場面ではないのだが。

また、ミラボーの本質論はなかなか瞠目に値する。

女の正義というのは空気でしかない。あるいは実体がないというべきか。誰も触ることができない。思いきり投げつけても、誰が痛がるわけもない。であるからには、誰をも動かすことができない。真実の愛が勝利したと、そう信じられる瞬間はあるとしても、そんなもの、所詮は幻想にすぎないのだ。


というか、達観しすぎていて、恐ろしささえ感じる。

そして、この部分。

「まさに、国家の本質とは暴力に他ならない」ロベスピエールは摂理に開眼する思いだった。


ゼロ時間まで進んでいく。

巻末のあまりに威力のあるロベスピエールの台詞は、こんなしがないブログで読んでも仕方がない。
ぜひともその7行を手にとって読んで戴きたい。




関連記事

この記事のトラックバックURL

http://okomelover.blog25.fc2.com/tb.php/14-35d3c685

コメント

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky Ruins DW99 : aqua_3cpl Customized Version】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。