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HOME>■日常の独り言

キングスレイ・ウォード(Kingsley Ward)

ある老人がニューブランズウィック州のある都市の郊外の農村地域で、ホットドッグ・スタンドを経営している。その繁昌ぶりといったら! この老人のおいしいホットドッグの噂は数マイル四方に知れわたっている。人びとは老人の全国一のホットドッグを宣伝する大きな広告板に目をとめ、ひとつ試してみようと、その道路わきの食堂に集まってくる。

老人は客を戸口の前で出迎え、にこやかな笑顔で、陽気に愛想を言い、「ひとつと言わずに、二つどうです、ほんとうにおいしいから」と勧める。客の方も、まさに最高の、いままで味わったこともないほど食欲をそそるホットドッグに大喜び。パンは焼きたて、薬味のピクルスは歯ごたえがよく、マスタードの風味は絶妙だし、玉ねぎの煮えぐあいもぴったりで、それを笑顔で差し出すウェイトレスも感じがいい。客は唇を舐め、「ホットドッグがこんなにおいしいとは知らなかった」と言いながら店を出る。老人は彼らを自動車まで送り、手を振って言う。「また来てください。私には商売が必要だし、ここで働いている若者たちは、大学の学費をためているんだから」。客はまたやってくる。群れをなしてやってくる。

ある日老人の息子が、ハーバード大学で経営学の修士号と経済学の博士号を取得して帰ってくる。息子は父親の経営ぶりを一目見るなり言う。「なんということだ、父さんにはいまがひどい景気の後退期だということがわからないんですか?コストの削減が必要です!広告板の使用をやめ、宣伝費を浮かせましょう。六人の人員は二人にして労働費用を節減しましょう。父さんは道路わきで時間を無駄にしないで、調理を受け持つのです。仕入れ先には、安いパンやソーセージをよこすように言いましょう。マスタードとピクルスは安い品に変え、玉ねぎはいっそのこと抜きましょう。わかりますか? 企業をばたばたと倒産させているこの不況を乗り切るために、これだけの節減ができるのです」


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